028【Specialist Column】by長井美有紀「アメリカの食生活に見る、日本人のための食生活バランスとは?」

20161月、米国食事ガイドラインGL2015-2020年版が公表され、「健康のために砂糖などの糖類は1日総エネルギー量の約10%未満に抑えるべき」―と、初めて糖類の摂取基準が盛り込まれました。このほか、飽和脂肪酸の摂取を糖類と同様に1日総エネルギー量の10%未満に、ナトリウムの摂取を1日当たり2300mg(食塩約5.8gに相当)未満に制限することなどが推奨されています。最近は、加糖飲料への課税を通じて消費量を抑制しようとする国もでてきており、その成果も報告されています。




GLは、保険福祉省(HHS)やUSDAが最新の科学的エビデンスを元に、5年ごとに刷新されています。今回のGLは、米国民が肥満や糖尿病など生活習慣病を予防するために望ましい食事内容の基準を示したもので、生涯にわたって食事構成・量などを考慮した健康的な食事パターンを守ることを推奨しており、今回新たに糖質の摂取基準が盛り込まれました。糖質とは、砂糖や添加物、乳糖や果糖などで、ジュースやお菓子、飲料などにも含まれます。


GLが示す健康的な食事パターンとは、
ü  野菜や果物(ジュースやドライフルーツではないもの)
ü  50%以上を占める全粒穀物食品
ü  脂肪を含まない、または低脂肪の乳製品
ü  魚介類や脂肪の少ない肉・卵・鶏などの肉食品
ü  植物油
ü  135杯のコーヒー
となっています。(コーヒーについては、もともと習慣がある人で、また砂糖など甘味を入れ過ぎないように注意しなければなりません。)
そして、下記のポイントも追加されました。
ü  糖質摂取量を一日の総カロリーの10%以下にする
ü  飽和脂肪酸の摂取量を一日の総カロリーの10%以下にする
ü  14歳以上のナトリウム摂取量を2300mg以下とする。
コレステロール値の基準は、十分なエビデンスがないということで撤廃されていますが、飽和脂肪酸の摂取基準がそれにとって代わられています。

今後は、アメリカの食生活でよく登場する加糖飲料への課税が、検討されているといいます。
この他、アメリカでは近年、トランス脂肪酸の摂取制限も推奨しており、健康志向がより高まっています。


日本では、厚生労働省が出している「食事バランスガイド」があります。日本でも、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などの不飽和脂肪酸などの摂取基準までは出ていませんが、健康面へのリスクから指摘はされています。
農水省は、日本人の生活習慣病リスクを高める要因のひとつに、塩分(ナトリウム)の取り過ぎをあげており、これらに合わせて気を付けると良いとされています。

流行りのフードだけでなく、いかに自分にあったバランスに良い食生活ができるかどうかが、健康や美を保つカギとなります。

この機会に食生活のバランス、見直してみてはいかがでしょうか。

















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