027【Specialist Column】 by尾﨑冨美 『ビューティーアイテムだって負けない!アメリカのバレンタインデー白書 』

新しい一年が始まり、アメリカでも1月、2月、3月と祭日や行事が目白押しである。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」のことわざは、いつの時代も万国共通のようだ。

このコラムをパソコンの前で黙々と打っている頃、世間はアメリカン・フットボールの祭典、スーパーボウルの真っ最中。更に、中華街へ行けば旧正月を祝う儀式があちらこちらで繰り広げられている。これらが終れば、いよいよバレンタインデーの到来である。



日本のように、男性から女性へお返しをするホワイトデーや義理チョコを贈る習慣が無いアメリカでは、バレンタインデーの楽しみ方は少し異なる。思い起こせば現地の幼稚園や小学校へ通っていた頃は、工作の時間に赤やピンクの画用紙でハートの形をハサミでたどたどしく切りながら、クラスメイト全員にバレンタインデー・カードや菓子を交換しあったりする習慣であった為、必ずしも愛を告白する日とは限らない。オトナの場合、ご夫婦や恋人同士、又は特別に思う相手や常日頃からお世話になっている方へ自由にプレゼントを渡したり、ちょっと洒落たレストランでディナーを楽しむ日でもある。中小企業ローン債権会社のFUNDIVOによると、今年のバレンタインデーにかけるアメリカ消費者一人あたりの平均支出は$142.31 USドル(日本円にして約17,000円)。そのうち、バレンタインデーに対するアメリカ市民の本気度は54.9%Statistaの調査では、意中の女性へ花を贈る男性は61%、男性へ菓子類やチョコレートを手渡す女性は50%。人気のバレンタインデーの贈り物は、自分の思いを綴ったカード、チョコレートや菓子類、花、お洒落なディナー、宝石類、服、ギフトカードの順である。定番のバレンタインギフトではなく、「今年こそはユニークなものを贈りたい」と試みる消費者はいるものの、最終的にはお馴染みの物ばかりを選ぶ傾向にあるようだ。併しカロリーが気になる女子にとって、毎度チョコレートや菓子類は飽きるし、花はもらって直ぐはきれいでも、一週間以内で枯れてしまう。たまにはビューティー系の商品を贈るとすれば、渡す側の気持ちが相手へ永遠に続くのではないかと考える。こうした理由から、近年デパートや化粧品店などではバレンタイン商戦にかけて、消費者へのアプローチに余念が無い。




ビューティー系ブログサイトBeauty Research が先日発表した、今年のバレンタインデーギフトに貰って嬉しいビューティー商品データによると、1位が香水、2位がメイク品、3位がバス・ボディー系と並ぶ。男女共に人気の香水は、自分ではなかなか買わないアイテムである為、相手が特別に選ぶ香りに包まれる嬉しさが毎日味わえる。2位のメイク品を貰って嬉しい女性は多いが、肌色や雰囲気によって、星の数ほど多い色の中から相手に見合った色パレットを選ぶのは難しい。バスボムやウォッシュ、ボディー系ローションであれば、いくつあっても使い回すことが出来て、貰っても無難なバレンタインデー・ギフトの一つである。大手デパートや化粧品店でも、バレンタインデーに因んだポップな商品が飾られている。ハート型のアイシャドーやピンク、赤であしらってあるギフトセット等が多く紹介されている。特に注目をしたいのが、Pantone社から発表された2016年の定番色の一つ、Rose Quartz。人の癒しと温かさの全てを包括的に表現してくれる色も、今年のバレンタインに弾むようだ。

スパ・サロン専売商品も負けてはいない。毎年同じみの施術ギフト券やカップルでマッサージやフェイシャルを利用できるスパ・サロン施設なども年々人気を誇る。各スパの販売エリアでは、従業員がお気に入りの目玉商品の展示を設けるのも集客へ直結すると考える。更に小型マッサージ機やクッション、触り心地の良い毛布やアロマオイル、キャンドルなど、心と身体がホッとするリラクゼーション用のアイテムを推奨するところも多く、仲の良い女子友へ贈っても喜ばれること、間違いなし。

さて今年のバレンタインデーの贈り物は、既にお決まりであろうか?男女共、心を刺激するロマンティックな予定が無くても、癒される最新ビューティーアイテム達に囲まれながら、思い切って自分磨きができる特別な日であっても良いのではないか。そんな私も、年始に長井さんから頂いた高級品の友チョコにホッと舌鼓みを打ちながら、バレンタインデー当日の予定を密かに検討中である。

















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